スネークウッドとは・・・

まず、スネークウッドという銘木は、材に見られる斑紋が蛇（snake）の鱗のようであることからその名がつけられ、当初はブラジル北部の小さな国であるスリナムの熱帯雨林で発見されたもので、世界で最も引き合いのある木材の一つとなっている。・・

原産地：ブラジルのアマゾン川流域からガイアナ共和国、ベネズエラ、コロンビア、パナマ、メキシコ南部さらには西インド諸島までの中央アメリカ及び熱帯アメリカに生育し、商業的供給については主にガイアナ共和国、フランス領ギアナ、スリナムからのもの【産調出版世界木材図鑑】とされる。その中でも特に南米スリナム、ギアナ等が有名ですね。

比重：気乾比重: 1.3と非常に重く、実際に水にも沈む世界で最も密度の高い木とされています。

強度：非常に硬く、割れやすい。もはや木というよりも竹といった感じで旋盤作業では金属加工並みである。

特徴：スネークウッドは多くのクワ科の樹木と同じく、比較的小さい木で樹高は約24m位、胸高直径が25～30cmほどにしかならず、生育している地域も限定されている事から入荷量が限られている為、非常に入手が困難な木です。スネークウッドはその名の通り、蛇の皮のような木目のでる大変珍しい木で、ステッキなどに加工して販売される場合は非常に高値で販売されています。

その他の名称：模様が象形文字文字にも似ていることからレターウッド（英国、Letterwood）とも呼ばれ、また、材に現れる黒い斑紋は、しばしが線状よりも点状に多く出ることからレパードウッド（Leopardwood）と呼ばれることもある。

学名:[Piratinera guianensis] 科目/クワ科ピラティネラ属

価格：その希少価値から流通している木材のなかで世界一高価な木として知られており、スネークウッドで製作されたステッキ（杖）は１００万円～１８０万円は一般的にするというとても高価な木で、その域は香木に達しております。

色調：辺材は灰白色で、心材は濃黒褐色。辺材、心材の境界は明瞭ではっきりしています。貴重なヘビ柄が出るのは、外皮付近の数センチまでで、最高級な模様となると数百本に一本出るか出ないかという、大変貴重な模様となります。

用途：磨くと滑らかに仕上がり耐久性が高い為、最高級のステッキ、バイオリンの弓、釣竿・傘・ナイフの柄などに利用されています。模様の具合により価値が変動し、美しく均整のとれた模様の材は「木のダイヤモンド」と称され高値で取引されます。元々産出量が極めて少ない材で、現在でも「幻の銘木」と言われています。今後ますます入手が困難になると思われます。

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スネークウッド予備知識